アンティークの価値


通常100年以上経っているものを「アンティーク」といい、50年以上を「セミ・オールド」と称しています。


ペルシャ絨毯は時を重ねるごとにその色合いは落ち着きを増します。すべての糸を天然染料で何度も何度も丁寧に染めているため、極端な色落ちや色あせがなく、逆に色調は馴染み、深い色合いへと変化してゆき、イラン原種の羊毛の特質から、使い込まれてゆくと表面に光沢が出てきます。

オークションに数億円の値がついて取引されるものもあるくらい、アンティーク絨毯の繊細さと美しさには高い骨董価値があります。


日本で本格的にペルシャ絨毯が輸入されだしてまだ20 年余ですので、国内でのアンティーク市場はまだまだ確立されているとはいえませんが、近年ではやっとオールド絨毯が取引されるようになって来ました。

 

次回は、ペルシャ絨毯の産地や織り方などについて、詳しくご説明します。
ペルシャ絨毯について、もう一歩踏み込んでお勉強しましょう。