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仕入れ タブリーズ

ここは絨毯専門の通路の入り口です。

 

この通路を通ってゆけば、たくさんの絨毯にめぐり合えるわけです。

バザーの中にある絨毯専門の建物です。

 

日本とは違った空間の使い方をしています。

大きな建物の中心部がくり抜きになていて、これは上から階下を見下ろした写真です。

各階の通路からそれぞれの階の様子を見ることができ、開放的でとても美しい場所です。

ある店の様子です。

 

売り物の絨毯ではありますが、現地の方々はお昼寝をしています。

日本で言うランチタイムのようなものが例えば45分とか1時間なのに対して、現地はとても長いのです。

とは言っても、となりの方はお仕事をされているご様子。

絨毯の手入れをなさっているのでしょう。

買い付け前の最終段階として、ほつれがないか見たり、フリンジの部分を整えたりするのです。

なかなか手が細かく、素人ではできない技術なのです。

 

タブリーズのバザーにて

お祭りのように賑わっています。

私もこんな帽子をかぶってみました。

ここは絨毯に使う糸のお店です。

こうやって積みあがっていると、本当にきれいです。

科学染料を一切使用せずに天然素材で染め上げているためか、糸屋さんに入ったときの独特のにおいもまたいいですね。

ここも糸屋さんです。

 

通路に向かってキャンディのようにボンボンが並びます。

遠くから見てもとてもかわいくて、目立ちます。

この見せ方も独特な感じがして、私は好きです。

これは染めたり紡いだりする前の原毛です。

 

羊から刈り取って洗っただけの状態です。

これから丁寧に色分けし、紡いでゆきます。

ここで扱っているのも原毛です。

 

ここでは染色や紡ぎをしています。

大きなカメに植物を煮出した染料を入れ、そこへ紡いだ毛を何度も何度も漬けて染めてゆきます。

これはバザーの朝の商談の様子です。

 

道々に絨毯が広げられていて、個人所有のものかと思いきや商品を広げていたりします。

こんな感じですが、これで立派に商談が決まります。